20210614「ガスのにおいがする思ったら」…中国の市場で爆発、12人死亡・138人負傷
China Jun 14 2021 “Building” “Stores”
Dead : dead more than 10 Burnout : 1 to 29 Injured : injured more than 10
「ガスのにおいがする思ったら」…中国の市場で爆発、12人死亡・138人負傷
Updated: 2021-06-14
中国のある市場の商店街でガス爆発事故が発生し100人を超える死傷者が発生した。ガスにおいがするという通報もあったことがわかり、またも安全不感症による人災という指摘が出ている。
事故が発生したのは13日午前6時半、中国湖北省十堰市にある市場の建物だった。1階は軽食の販売台と野菜などの食料品店があり、2階は住宅用アパートで構成された2階建ての店舗で突然爆発が発生した。轟音とともに窓が割れ建物のコンクリートが一気に崩れて落ちた。近隣の車は灰に覆われ、あちこちで火災も相次いだ。
この事故で朝早くに市場を訪れ簡単な食事をしていた市民や買い物に来た人たちが被害にあった。建物に入居していた住民たちの被害はもっと大きかった。建物が崩壊して残骸の下敷きとなり負傷につながった。
中国CCTVの報道によると、事故発生から8時間ほど過ぎたこの日午後3時基準で、12人が死亡し、138人が病院に搬送された。負傷者のうち37人は重傷者に分類され、死亡者がさらに増える可能性が大きい状態だ。
38台の消防車が動員された中、この日午後も残骸の下敷きとなった負傷者の救助が続いた。午前11時ごろにはコンクリートの隙間に閉じ込められていた市民が劇的に救助されたりもした。
香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストはある商店街住民の話として「3月にガス会社の検査員がガス漏れのにおいはしなかったかと尋ねてきた」と伝えた。ガス漏れの通報がすでに入っていたが、当局が正確な原因把握を疎かにした可能性を示唆する。
現地消防当局はガス漏れ事故と推定されるとしながらも具体的な場所と原因に対しては調査中として言葉を控えている。現場には「6・13事故対策本部」まで設置された状態だ。
Web Source: 中央